女性でもタクシードライバーになれる？

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男性が活躍しているイメージの強いタクシードライバー。ここでは、女性でもタクシードライバーとしてバリバリ働いていけるのか、実際にどれくらいの女性ドライバーが活躍しているのかについて紹介しています。

増えている女性のタクシードライバー

タクシードライバーは車の運転がメインであり力が必要ないため、女性でもドライバーになることができます。

一般社団法人全国ハイヤー・タクシー連合会の統計調査から、女性タクシードライバーの数は2006年と2021年を比べると、1,577人も増えていることがわかります。

• 2006年3月末の女性乗務員数：8,146人
• 2021年3月末の女性乗務員数：9,723人

参照：一般社団法人全国ハイヤー・タクシー連合会「女性乗務員採用状況調査結果（平成18年度と令和3年度）」より （http://www.taxi-japan.or.jp/content/?p=article&c=575&a=15）

女性ドライバー応援企業の取り組み

昔に比べ女性ドライバーの供給が増えてきたため、以下のような女性が働きやすい環境作りを行う会社が増えてきています。

• 日中のみの勤務で残業なし
• 最低月収の保証
• 女性専用の休憩室の設置
• 女性乗務員専用のタクシーを用意など

また、国土交通省は2015年に「女性ドライバー応援企業」認定制度を創設しました。以下の設定を満たした場合、「女性ドライバー応援企業」として認定されます。

• 雇用目標：女性ドライバーの雇用目標を設定していること
• 労働環境：女性ドライバーを含め、従業員が働きやすい施設・勤務形態の整備等に取り組んでいること、または整備に向けた目標が明確であること
• 情報提供：労働環境に係る情報（勤務形態、福利厚生等）を公表していること

参照：国土交通省「「女性ドライバー応援企業」認定制度の創設」」より （http://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_tk3_000081.html）

女性がタクシードライバーとして働くメリット

女性タクシードライバーとして働くメリットは次の通りです。

時間に縛られない

タクシードライバーは時間のコントロールがしやすく、子育てとの両立が可能なので、家庭を持つ女性にとっても働きやすく、活躍できる仕事です。女性タクシードライバーの働き方は、大きく以下のように分かれます。

• 昼日勤：8時に子どもを保育園に預けて、9時から16時まで働く。子育て中の女性タクシードライバーに人気の勤務体系
• 夜日勤：17時～翌日2時くらいまで働く。深夜割増料金となるため、売上げアップは見込めるが、女性タクシードライバーにとって働きにくい時間帯
• 隔日勤務：朝8時ごろから営業開始し、翌日の2時まで働く。1回の勤務時間は長いが、休日が多くなるため、家族との時間が増える

活躍の場が増えてきている

最近気遣いを重視した以下のようなサービスを開始するため、女性ドライバーを求める会社が増えてきています。

• 観光タクシー
• お年寄りのためのタクシー
• 陣痛タクシー
• 子供の塾や習い事などの送迎タクシーなど

未経験でも就職しやすい

タクシードライバーは未経験者歓迎の求人が多く、年齢制限が高く設定されています。

また、タクシードライバーに必要な二種免許取得費用は会社が負担してくれるところもあるので、学校卒業後すぐに妊娠して社会経験が少ない人でも就職しやすいです。

第一印象が良く、指名客が増えやすい

タクシーに乗って、ドライバーが女性だと安心を感じる人は多いのではないでしょうか。

特に雰囲気が柔らかく幅広い雑談が上手い女性ドライバーだと安心して乗車できます。第一印象が良く、話術が自然で巧みだと親しみと安心を抱いたお客さんから固定で指名されるようになると、売上も上がっていきます。

車内が清潔でキレイなので、好印象

女性ドライバーは日頃から掃除や細やかな気遣いをしているからか、車内を清潔にしている人が多いです。男性ドライバーに比べて喫煙率が低く、快適で清潔な印象を乗客から持ってもらえます。

女性でタクシードライバーになるって危険じゃないの？

女性でタクシードライバーになるのに、危険はないのでしょうか。タクシードライバーは夜勤や乗客と狭い車内で密室になるという危険と隣り合わせです。しかし、働き方を選べば危険ではありません。

働く時間帯を選ぶ

タクシーの中は密室であり、初対面の人を後ろに乗せたまま走ります。深夜に山へ行ってほしいという乗客が現れたら、性別関係なく不安に感じるでしょう。

その場合、働く時間帯を太陽の出ている明るい時間帯だけにすると、対応が難しい酔っ払いなどの乗客を回避することができます。

昼勤務だと深夜勤務に比べ稼ぎが少なくなりますが、指名客を多く獲得することで夜勤ドライバーと並んで売上をあげている女性ドライバーもいます。

危険な場所での乗車を避ける

飲み屋街に近い駅で待機していると、早朝から飲んでいる人が乗客になる可能性が高くなります。そのため、危険な場所は避け、住宅街や病院へお年寄りや子連れの女性が買いに出かける無線配車を狙いましょう。最終的に指名客を増やしていけば、危険な目に合う可能性は低くなるでしょう。

まとめ：女性ドライバーは増加＆女性でもしっかりと稼げる

女性でもタクシードライバーになれるかについて紹介してきました。以下まとめになります。

• 女性ドライバーは心地よい接客対応の人が多く、指名客がつくと昼勤務でも売上が伸びやすい
• 女性ドライバーの数は昔に比べて増えてきている

女性タクシードライバーが活躍している未来都